AIコーディングツール料金比較2026 - Claude Code・Cursor・Copilot・Cline・Devin・Gemini CLI

主要AIコーディングツール6種の料金・プランを2026年7月時点で横並び比較。無料枠・個人・チーム/企業・従量課金の違いと、目的別の選び方をまとめました。

AIコーディングツール料金比較2026 - Claude Code・Cursor・Copilot・Cline・Devin・Gemini CLI

AIがコードを書く・直す・実行するツールは、この1年で一気に選択肢が増えました。エディタに組み込むもの、ターミナルで動くもの、コード補完に特化したものと形態が分かれ、さらに料金の仕組みも「月額定額」「使った分だけの従量課金」「自分でAPIキーを持ち込む方式」と入り混じっています。無料で始められるものも多い一方、本格的に使うと月200ドルを超えるプランもあり、「結局どれをいくらで使えばいいのか」が分かりにくくなっています。

この記事では、代表的な6つのツール(Claude Code、Cursor、GitHub Copilot、Cline、Devin/Devin Desktop、Gemini CLI)の料金とプランを、2026年7月11日時点の各社公式ページの情報で横並びに整理します12345678。無料枠・個人向け・チーム/企業向け・従量課金の有無を比較したうえで、目的別の選び方までまとめました。個々のツールの機能や成り立ちについては、それぞれの解説記事へのリンクも本文中に置いています。

なお、この分野は料金改定が非常に速く、GitHub Copilotは2026年6月に課金方式そのものを使用量ベースへ切り替えています9。本記事の価格はいずれも2026年7月11日時点の各社公式表示であり、契約前には必ず公式ページで最新の金額をご確認ください。

まず押さえる: 課金方式は大きく3タイプ

料金表を眺める前に、AIコーディングツールの「お金のかかり方」を3つに分けて理解しておくと迷いにくくなります。

第一に、月額定額のサブスクリプション中心のタイプです。Claude Code、Cursor、GitHub Copilot、Devinがこれにあたり、決まった月額を払うと「一定の利用枠」が使えます。多くは上位プランほど利用枠が大きくなる設計です。

第二に、サブスクを持たず、自分で用意したAIモデルのAPIキーを使う完全従量(BYOK: Bring Your Own Key)タイプです。Clineが代表例で、ツール自体は無料、実際にAIを動かした分の推論コストだけを別途支払います6

第三に、無料枠が大きく、そこを超えると従量課金や有償サブスクに移るタイプです。Gemini CLIがこの形で、個人のGoogleアカウントなら1日あたり一定回数まで無料で使えます8

同じ「AIにコードを書かせる」でも、定額で使い放題感覚に近いものと、使うほど積み上がるものがあり、ここを取り違えると想定外の請求につながります。

料金比較表(2026年7月11日時点)

主要6ツールの料金を横並びにすると次のようになります。価格はすべて米ドル、月額です。年払いで割引が効くツールもあります(Cursorは各有料プランに年払い割引があり3、Claudeも年払いが割安1)。

ツール無料枠個人向け有料チーム/企業向け従量課金
Claude Code(Anthropic)Freeプランはあるが Claude Code は非対応1Pro $20、Max 5x $100、Max 20x $2001Team: 標準席 $20/席、Premium席 $100/席/Enterpriseは要問い合わせ1API(Sonnet 5で入力$3/出力$15・100万トークン、8/31まで導入価格$2/$10)1
Cursor(Anysphere)Hobby(無料、機能制限あり)2Pro $20、Pro+ $60、Ultra $2002Teams: 標準 $40/人、Premium $120/人/Enterpriseは要問い合わせ2各プランに含まれる利用枠を超えると使用量ベース課金2
GitHub CopilotFree(補完 約2,000回/月+限定チャット)4Pro $10、Pro+ $39、Max $1004Business $19/席、Enterprise $39/席52026/6より全プランが使用量ベース課金(AIクレジット制)9
Cline(Cline Bot)個人利用は無料・オープンソース6サブスクなし(下記の従量のみ)Enterprise: 要問い合わせ(SSO・SLA・RBAC等)6BYOKまたはCline経由でAI推論分を実費6
Devin / Devin Desktop(Cognition、旧Windsurf)Free(軽量枠、同時セッション最大10)7Pro $20、Max $2007Teams $80+$40/席/Enterpriseは要問い合わせ7メッセージ単価がモデル・タスク規模で変動7
Gemini CLI(Google)個人Googleアカウントで1日最大1,000リクエスト8Google AI Pro/Ultra 等の有償サブスクでクォータ増8Code Assist Standard(1,500回/日)、Enterprise(2,000回/日)8APIキー/Vertex AIでモデル・トークン量に応じ課金8

同じ「$20」でも中身は異なります。Cursor ProやDevin Proは$20で利用枠付き、Claude Code Proも$20でClaude Codeが使えます127。一方でGitHub Copilotは個人Proが$10からと安く、Clineに至ってはツール利用料は0円で、あとはどのAIモデルをどれだけ動かすか次第です46

ツールごとの特徴と向き・不向き

Claude Code(Anthropic)

Anthropicのターミナル/エージェント型ツールです。ここで重要なのは、無料プランでは使えず、有料のPro($20)以上の契約に含まれる点です1。ヘビーに使うなら5倍の利用枠のMax 5x($100)、20倍のMax 20x($200)が用意されています。定額サブスクとは別に、トークン単位のAPI従量課金でも利用でき、中位モデルのClaude Sonnet 5は入力$3/出力$15(100万トークンあたり、2026年8月31日までは導入価格$2/$10)です1。定額で使い込みたい個人はPro/Max、利用量が読めずAPI経由で細かく管理したい人は従量、という住み分けになります。使い方のコツはClaude Code活用術にまとめています。

Cursor(Anysphere)

VS Codeベースのエディタ型で、無料のHobbyから始められます2。有料は Pro($20)、Pro+($60)、Ultra($200)と段階的で、上位ほど各社モデルの利用枠が増えます。特徴は「プランに含まれるAPI利用枠」という考え方で、Proは$20相当、Pro+は$70相当、Ultraは$400相当の利用枠が付き、どのモデルを選ぶかで枠の減り方が変わります2。エディタ内で完結して補完もエージェントも使いたい個人・チームに向きます。生い立ちや位置づけはCursor解説記事を参照してください。

GitHub Copilot

個人Proが$10/月からと、主要ツールの中でも入りやすい価格帯です4。無料枠でも月2,000回程度の補完が使え、Pro+($39)、Max($100)と上げるほどAIクレジットの月額枠が増えます。組織向けはBusiness $19/席、Enterprise $39/席です5。2026年6月から全プランが使用量ベース課金(GitHub AIクレジット制)に移行しており、定額の中に「月あたりのクレジット枠」が含まれ、超過分が別課金という設計に変わりました9。既にGitHubを使っているチームや、まず安く補完から始めたい個人に向きます。

Cline(Cline Bot)

個人利用は無料のオープンソースで、サブスクリプションがない点が最大の特徴です6。支払うのはAI推論の実費だけで、OpenAI・Anthropic・Googleなど自分のAPIキーを持ち込むBYOK方式か、Cline経由で推論を購入する方式を選べます。ツールに月額を払いたくない人、複数モデルを使い分けてコストを自分で握りたい人に向きます。逆に「毎月いくら」で読みたい人には、使うほど積み上がる従量課金は管理が要ります。組織向けにはSSO・SLA・RBAC等を備えたEnterprise(要問い合わせ)があります6。詳しくはCline解説記事を参照してください。同じBYOK型のVS Code拡張としてはRooCode完全ガイドも比較の参考になります。

Devin / Devin Desktop(Cognition、旧Windsurf)

自律的にタスクをこなすエージェント型ツールで、Free(軽量枠)、Pro($20)、Max($200)、Teams($80+$40/席)という構成です7。無料・Proは同時セッション最大10、Max・Teamsは同時セッション無制限です。メッセージあたりのコストは使用モデルやタスクの規模・複雑さで変動する設計になっています7。並行して複数タスクを走らせたいチーム開発に向きます。なお、この製品はもともとWindsurfという名称で、2026年6月にCognitionが「Devin Desktop」へリブランドしたものです。その経緯はWindsurfが「Devin Desktop」にリブランドで解説しています。

Gemini CLI(Google)

ターミナルで動くオープンソースのAIエージェントで、無料枠の大きさが際立ちます。個人のGoogleアカウント(Gemini Code Assist for Individuals)なら1日最大1,000リクエストまで無料で使えます8。有償に上げる場合は、個人向けのGoogle AI Pro/Ultraなどのサブスクでクォータを増やすか、組織向けのCode Assist Standard(1日1,500回)・Enterprise(1日2,000回)を選びます。APIキーやVertex AI経由の従量課金も可能です8。まず無料で試したい人、Googleのモデルを軸にしたい人に向きます。成り立ちはGemini CLI解説記事にまとめています。

目的別・選び方ガイド

料金と特徴を踏まえ、想定シナリオごとに現実的な出発点を挙げます。いずれも2026年7月11日時点の料金前提です。

まず無料で試したいなら、Cursor(Hobby)、GitHub Copilot(Free)、Gemini CLI(1日1,000リクエスト)、Cline(ツール無料・AI実費のみ)が候補です2486。Gemini CLIとClineは無料枠・オープンソースの度合いが高く、財布を痛めずに手触りを確かめられます。

個人で日常的に使い倒したいなら、月額の見通しやすさで選ぶのが無難です。安さ重視ならGitHub Copilot Pro($10)、Anthropicのモデルを軸にターミナルで使い込むならClaude Code Pro($20)やMax、エディタ内で完結させたいならCursor Pro($20)が起点になります412。使用量が大きい個人は、Claude Code Max 20x($200)やCursor Ultra($200)のような上位定額が、従量で青天井になるより読みやすいことがあります。

チーム・企業で導入するなら、席単価と管理機能で比べます。席単価が最も低いのはGitHub Copilot Business($19/席)で、既存のGitHub運用と相性が良いです5。ClaudeのTeam標準席は$20/席、Premium席は$100/席1、CursorのTeamsは$40/人(Premiumは$120/人)2、DevinのTeamsは$80+$40/席です7。SSOや監査ログ、集中請求といった管理要件が固いほどEnterprise(各社要問い合わせ)が選択肢に入ります。

コストを自分で細かく管理したい・複数モデルを使い分けたいなら、サブスクを持たないCline(BYOK)が最も柔軟です6。Claude CodeのAPI従量やGemini CLIのAPIキー利用も同じ発想で、使った分だけ払う設計です18。ただし従量は「使うほど増える」ため、上限アラートや予算設定を併用しないと請求が膨らみやすい点は共通の注意です。

料金は変わりやすい前提で付き合う

ここまでの数字は2026年7月11日時点の各社公式表示ですが、この分野の料金・プラン構成は数か月単位で変わります。実際、GitHub Copilotは2026年6月に課金方式を使用量ベースへ切り替え9、CursorもTeamsプランにPremium席を追加するなど改定を重ねています2。Windsurfのように製品名や運営元ごと変わる例もあり、名称と料金が半年で入れ替わることも珍しくありません。

だからこそ、比較の枠組み(定額か従量かBYOKか、無料枠はどこまでか、席単価はいくらか)を押さえておくと、金額が動いても判断の軸がぶれません。契約前には本記事の各出典リンクから公式の最新価格を確認し、まずは無料枠やProクラスの安いプランで実際の使用量を測ってから上位プランへ上げるのが、無駄のない進め方です。

各ツールの機能や成り立ちをさらに知りたい方は、本文中でリンクした個別解説記事(Claude Code活用術CursorClineGemini CLIOpenAI Codex など)もあわせてご覧ください。

Sources

  1. Plans & Pricing | Claude by Anthropic - Anthropic公式。Free/Pro/Max/Team/Enterpriseの料金とClaude Code対応
  2. Cursor Pricing - Anysphere公式ドキュメント。Pro/Pro+/Ultra/Teams各プランの価格と含まれる利用枠
  3. Cursor · Pricing - Anysphere公式。プラン概要と年払い割引
  4. GitHub Copilot · Plans & pricing - GitHub公式。個人/組織プランとAIクレジット
  5. Plans for GitHub Copilot - GitHub Docs - GitHub公式ドキュメント。Business/Enterpriseのシート単価
  6. Cline - Pricing - Cline公式。オープンソース無料・従量課金・Enterprise
  7. Plans and Pricing | Devin - Cognition公式。Devin/Devin Desktopのセルフサーブプラン
  8. Gemini CLI: Quotas and pricing - Google公式リポジトリ。無料枠クォータと有償オプション
  9. GitHub Copilot is moving to usage-based billing - GitHub公式ブログ。2026年6月の使用量ベース課金移行

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