Ramp、9月のAI指数を公開 - 上位1%の支出が単月9.7%減、トークン単価はピーク比41%安

Ramp Economics Labが2026年9月9日に公開した月次のAI指数で、上位1%企業の従業員あたり月間AI支出が7,976ドルから7,205ドルへ9.7%減った。実効トークン単価は3月のピーク1.15ドルから0.68ドルへ41%下がっている。

法人カード・支出管理のRampが2026年9月9日、主任エコノミストAra Kharazian氏による月次レポート「Cracks in the AI Thesis Part 2」を公開し、8月の米国企業のAI支出データを示した1。

  • 上位1%企業の従業員あたり月間AI支出は7,976ドルから7,205ドルへ9.7%減った。同社は上位1%が少数の企業からなるため推定の変動が大きいと注記しており、7月の値も約7.4千ドルから8千ドルへ遡及修正している
  • 100万トークンあたりの実効価格は、2026年3月のピーク1.15ドルからレポート公開週の0.68ドルへ41%下がった。同社はOpenAIとAnthropicがこの1か月に一連の値下げを発表したことを理由に挙げている
  • 8月にAnthropicへ支払った米国企業は43.8%(前月比0.34ポイント増)、OpenAIは39.8%(同0.09ポイント増)で、新規採用は伸びてはいるものの減速しているとしている1

Kharazian氏は支出減について、8月は技術者の休暇が多く11〜12月にも同様の落ち込みが見られると述べ、季節要因を先に挙げている。そのうえで、標準モデルでも十分な性能があり費用対効果が高いとして、全社の既定値でフロンティアモデルの利用を抑えている企業から話を聞いたとも書いている1。同じ調査の8月版は企業がフラッグシップモデルに金を払っていない構図を示していたが、今回の数字は単価そのものが下がる局面に入ったことを示す。契約中のプランやモデルの単価を見直す余地があるかどうかは、この水準を基準に確認できる。母集団はRampを使う米国企業に限られる。

Sources

  1. Cracks in the AI Thesis Part 2 - Ramp Economics Lab、Ara Kharazian(2026年9月9日)

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